刑事コロンボ 「殺しの序曲」
刑事コロンボは本当に面白い。
ファンが多いのも納得。
三谷幸喜さんもコロンボの大ファンで、コロンボに着想を得て『古畑任三郎』を作ったのは有名な話ですよね。
さて、現在NHKのBSでは刑事コロンボのファンが選ぶベスト20をやっておりますが、本日は11位にランクインした「殺しの序曲」。
何回か見ておりますが、IQがすこぶる高い犯人が、親友(本当にそうなのかは微妙だと思いますが)を自分の横領がバレたという理由で口封じに殺してしまいます。
銃で殺したあと、外から強盗か何かが入ってきて殺したと見せかけるために巧妙なトリックを仕掛けるわけですが、結局コロンボさんが仕掛けた罠にかかり自分が犯人だと自白するような羽目に。
コロンボさんは巧妙にこの犯人の自尊心をくすぐり、結局犯人自らトリックを明かさせてしまうわけですが、エゴというのは自分を滅ぼしますね。
この終盤に心に残ったコロンボさんのセリフが、
「連中よりたくさん本を読み、注意深くやる。そしたらモノになるんじゃないかって。」
というものです。
今年は私もいろいろと書いてみようともがいているわけですが、いろんな作品に出会う度、自分のアイデアと比べて落ち込んだり不安になったりする日々が続いています。
でも結局まだ何もやっていないわけです。何もやっていないうちから絶望するのも早いんじゃないかと。
このセリフのように、人よりもたくさん本を読んで、注意深くやればいつか自分のモノになる。とりあえず今自分にできることをやって、一歩でも半歩でも足を前に出してみようと思います。
ドラマにおいては、最後の落とし方も綺麗で、犯人は自分が所属しているIQクラブに入るための入門テストをコロンボさんに出題します。
「『借用』『外泊』『欠勤』『敗北』この中で一つだけ共通点のないものは何?」
これに対するコロンボさんの答えは、
「『無断借用』、『無断外泊』、『無断欠勤』、でも『無断敗北』なんてのはありませんね。」
犯人は目を輝かせながら、
「あなたを刑事にしておくにはもったいない!」
と言います。
しかしながら、コロンボさんは「いやいや、」と少し困ったように両手を上げ、
「無断で刑事やめたら、上司に叱られますよ。」
とここでおわり。
毎度綺麗な落とし方だと思いますね。
研究して、自分のモノにしたいなと思います。
今年こそはやるぞ!
コロンボだけではなくて、今年はいろいろな作品を見て、ブログにアップしていこうと思います!